雨の福島で。

2012年05月06日 21:03

今回行った福島の初日は雨。

いつものごとく、到着して1時間ほど仮眠をとって出発。


雨の中、現れる動物もなく、それでもごはんを求めてやってくる子達のために給餌。
給餌場所のほとんどのフードが、かなりの量でなくなっていました。

見かける子がいなかったため、1日でかなりの場所をまわり沢山のフードを置いてくることができたのですが
給仕中の沢山の雨で、雨具のポケットの中に水がたまり、カメラを水没させて故障。。。
その上、にゃんこはうすにカメラを忘れてきてしまったので、水没前に撮った1日目のわずかの写真もないという状態。


2日目が晴れれば、昨日の雨で動かなかった子達が出てきてくれると期待をしたのですが

雨が降っている上に濃いもやがかかって

5月4日朝もや

前が見えない場所も。

朝もや

それでも朝は時間が経つにつれ、少しずつお天気が回復してきました。


そして1年以上もの間、飼い主さんが探し続けていたと思われる子が

チッチちゃん

家の中で保護されました。

他にも保護することができた子達が居て

嫌な寒い雨だったけど

雨の日の足跡

足跡も確認できました。

ごはん食べにきてるんだね。

雨の後の足跡
辛い思いをせずに生きていて欲しい。


寒い雨の日が続いた中

2日目のレスキューが終わり、にゃんこはうすに帰って

レスキュー後の片付けや翌日の準備、保護っ子達のことなどとバタバタしている時

犬班A。さんの知り合いで圏内に居る個人ボラさんからSOSが。


緊急を要し、犬班A。さん、ぽんぽんちゃんと3人で向かった先から連れて帰ってきたのは


カツレツキッカ

3匹の子猫。

体温が下がり冷たくなった子猫を見つけて、どうしていいか分からず連絡をくれました。


4匹いた子猫のうちの1匹は既に亡くなっていて

子猫達のそばには

他の動物に噛み殺された母猫。

大切な自分の子供達を守るために犠牲になったんだろうと思う。


母猫が亡くなってから時間が経っていたと思われ

私達の体も冷え切ったような昨日からの雨の中

3匹が生きて居たことは奇跡だったのかもしれません。


3匹には「カツ・レツ・キッカ」という名前が付けられました。

私は知らなかったけど、知っている人は知っているとっても良い3兄弟の名前だとか。
元気になって素敵な3兄弟になった姿が見たいな。


子猫達は体温が下がりきって
脱水がかなり酷く、つまんだ皮膚がそのまま山になっているような状態。

写真では分かりづらいけど
背骨や骨盤の骨が浮き出しガリガリ。

いつからがんばっていたんだろう・・・


色々手を尽くし

それでも弱っている子猫達

意を決して、ママ猫代わりになってくれそうな子に抱いてもらうことにしました。

優しい舞ちゃん

にゃんこはうすで保護されている舞ちゃん。
舞ちゃんは、避妊手術の時に小さな2匹の子猫がお腹でみつかりました。
大切な子供と別れさせることになってしまった舞ちゃん。
お乳が張っているわけではないけど、もしかしたら母性が強いかも。とお願いしてみることに。

人はやっぱり猫にはかなわない。

舞ちゃんが抱いてくれてお世話をしてくれたら動き出しだしたんです。
そして、体温も少しづつ上がってきました。

舞ちゃんありがとう。

舞ちゃんも、子猫達も安心した表情になっていたんです。


でも、補液をしてもすぐに吸収されてしまうくらい脱水症状が酷い子猫達。

舞ちゃんに抱っこしてもらいながら水分補給をしたり、薄いミルクを作って授乳したり。
夜も何度も気になって様子を見ては不安になり

その不安がそのまま現実になり

一番小さかった子キッカが本当のママのところに旅立ちました。



キッカ、今度生まれてくるときは幸せな子として生まれてくるんだよ。
お約束
指きりげんまん。お約束。

悔しくて悔しくて悔しくて・・・



そして

もう1匹もママに会いに旅立ってしまいました。


カッちゃん、ママにいっぱい甘えておいで、きっと待っててくれてる。
5月5日カッちゃん

でも、今度はこっちの世界でもいっぱい楽しいことをしよう。
そして幸せや温もりを知ろうね。


もう本当に悔しい・・・


この時期特に
捕獲器にかかった子達はかならずお腹などを確認する
今回保護したこの中にも授乳中の子が居て、子猫が見つけられない場合は放してあげるしかない。

でも私達が保護している場所は、危険だからと人が立ち入れない場所。
家族も帰ってこない場所。

1度保護できた子を放すということは、とても辛い。
その子が人に慣れていれば慣れているほど。
状態が良くなければ余計に。。。


震災だとか被災地だとかいうけど

地割れ道

勿論、それで苦しんでいる人も

道なき道

辛い思いをした人も居るけど

崩れ落ちた道

まだまだ手付かずの場所だってあるし

陥没した道

大変な場所だってある。


でも今の悲しみも復興できないでいることも

これって全部人災だよ。

人災なのに、なんで人は、行政は動かないの?

家族である飼い主は必死で探してるのに。

一時帰宅で連れて帰ってこれるようになったと言っても

1年も経ってから
1回の時間が数時間で
その日に捕まらなければ、次に一時帰宅が許可されるまでどのくらいの時間を待つの?

仕事上、毎日入れる人もいるなら
個人だって
入りたいという住民が居て、申請するのであれば許可してあげたら良いのに。

ボランティアと一緒に入ることも。
個人が入れなくても
住民の希望で本人からの委任状でボランティアを入れてあげるとか。
希望を聞いてもらえるなら、手を上げるボランティアはいっぱい居ると思う。

勿論動物に関してばかりではなく
もっと住民の声を聞いてくれて動いてくれさえすれば、1年を過ぎたこの長い時間の中身がもっと変わっていたと思う。
これからの1年も少しは変わるんじゃないのかなと思う。

私には細かいことはよく分からない
色々肝心なところには着手しているのだろうけど
一部しか見ていないような気がする。

今も命を奪い続けているんだよ。

人が、家族が居たら消えなかった命はいっぱいある。

家猫が野生動物にかなうはずがないじゃん。


再びの奇跡を起こすことはできなかったけど

見つけてくれたボラさんには本当に感謝です。
ありがとう。


でも

1個だけ奇跡を起こし続けている


レッちゃんのおてて


レツ


がんばれ。

ぽこタン抱っこ

ゆっくりで良いから

少しづつで良いから

元気になって。

ぽこタンのお腹ベッド

そして1つだけお約束して欲しい。


手を離さないで。

まだママのところには行かないでね。



レツ、よく上を見上げている

何が見える?

きっと

ママや兄弟たちが

見守ってくれてるんだ。

レッちゃん

大丈夫だよって言ってくれてるかな。



子供達を命をかけて守ったママ。

子供達のために、過酷な現状に帰ったママ。

子供を亡くし、3匹を温めてくれたママ。


優しい子達を人が苦しめてしまってる。
ごめんね。

舞ちゃん、2度別れを経験させてしまってごめんね。

優しい温もりに抱かれて逝った子は幸せだった。
ありがとう。

レツ、1匹ぽっちにしてしまってごめんね。

でも


せめて1つの奇跡が続きますように。



温もりを全ての子達に。
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いつもありがとうございます!

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 優しい応援に心ほっこりします 

みなさんに感謝っ<(__)>
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コメント

  1. 雪月花風 | URL | HDLaBXvk

    がんばれ!

    今年も子猫ラッシュが始まったんですね。
    色んなところで「子猫拾いました!助けてください!」という書き込みを見かけます。
    レツちゃん、カツとキッカ、そしてママの分も、頑張って!
    どうか小さなひとつの奇跡が続きますように。

  2. nene | URL | -

    なんていうか・・・・
    辛いなぁ・・・・。

    つらい・・・。


    命がけで子猫を守ったのに・・・。
    懸命に生きようと頑張ったのに・・・。
    生まれて生きる。
    ただ、それだけのことが今は本当に厳しい。
    私たちのせいで・・・ごめんね・・・。

    舞ちゃんの優しさに
    ボラさんの優しさに
    ありがとう・・・レツ、頑張って!頑張って!!
    そして小さなお手手で大きな幸せをがっちり掴んでね!


    野良猫なんて構ってたらキリがないよ、
    っていつも言われるけど、
    すべてを救うことは出来なくても、出来ることがあればしてあげたい、
    そう思います。
    うちにいる子も、まだ外で頑張っている子も命に違いはないですから。

  3. さき | URL | 7yu2AX4I

    見ていて涙が溢れました

    ママは被災してから
    ずっと頑張って生きてきて
    赤ちゃんを守る為に命をかけて
    お空にいっちゃったんですね
    強いママですね

    きっと残ったレツちゃんも
    強いママや頑張りやさんの兄弟達に
    見守られてこれから沢山の幸せを掴みますよ
    その為ににゃんこハウスに来たんだって思わないと?

    レツちゃんが早く大きくなって
    家族達の分も幸せになれますように

  4. TAMA | URL | KtOtvm9U

    あ~~~たまらない。。。また、声あげて泣いた・・・レツくん、奇跡おこして!!!
    そのちっちゃな手で、未来を掴んで離さないで。

  5. やわにゃん | URL | -

    カツちゃんキッカちゃん…本当にごめんよ…

    僕達にもっと力があったなら…僕達がもっともっと頑張っていたのなら未来があった沢山の命達…

    この悔しさと怒りと悲しみと寂しさ…きっと目の前で見送ったくぅさん達は何倍も何倍もこんな想いをしているんだろう…

    誰も変わる事など出来ないただ1つの命達…未来を見たかった…成長した君達を見たかった…でももう君達は居ない…僕達が守れなかった…ごめんよ…本当にごめんよ…涙しか出ないんだ…

  6. | |

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  7. くぅ | URL | El66wgVw

    i-265みなさまへ。
    (まとめてのお返事ごめんなさい)

    レツは、日に日にというより、毎時元気に成長中です^^
    とても強運の子なんでしょう。

    母猫の体は食べられていたという状況でした。
    だから子供たちは無事だったのでしょう。
    本当に身をもって子供を守った母猫でした。

    レツ以外の子達の命を繋ぐことができずに悔しくてしかたなかったけど、悲しむよりもレツの頑張りについていく方が優先され、一緒に前に進めている感じです。

    みながそれぞれ辛い経験をしましたが、本当に辛いのは私達人間ではないんですよね。
    思いっきり泣いて、吐き出してしまったら前を向こう。
    そう約束しました。

    ここで崩れるのではなく、この子達と同じ思いをする子達が少しでも居なくなるように、見てきた命を無駄にしないように前を向いて、これからもできる努力をしていきます。

    レツを幸せへと繋げられるようにします。
    元気に成長するように見守っていただければ嬉しいです。

    皆様の優しいお気持ちとレツ達のように頑張る命が大きな力をくれます。
    本当にありがとうございます。

  8. Sabimama | URL | cbwYL0zY

    ほんとうのママに会いに旅立った2匹、でもこの世のママに育てられて
    強く生きてねレツちゃん、君はママと兄弟の分、幸せになるんだよ!

  9. くぅ | URL | El66wgVw

    i-265Sabimamaさん

    レツには、みんなの分以上に幸せになってもらえるよう荷と願いつつ努力します。
    きっとママも応援してくれてますね^^
    ありがとうございます。

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